「NVIDIA OpenGL Driver」と表示されて、CATIAの動作が停止する場合の対処方法

CATIA設定

ごあいさつ

約1年ぶりの更新になります。

サーバーを移転したり、転職したりと何かとバタバタしていて気付けば1年が過ぎていました。

時間を見つけてちょくちょくと更新しますので、是非ともよろしくお願いします。

「NVIDIA OpenGL Driver」エラーの内容

The NVIDIA OpenGL Driver lost connection with the display
driver and is unable to continue. The application must close.

Error code: 2
Would you like to visit http://www.nvidia.com/page/support.html for help?

要するに、「ディスプレイドライバーと相性悪くて強制終了しますよ」ってことです。

見ている方は、おそらく重いデータなどを開いて画面を切り替えたりすると、落ちまくっているのではないでしょうか?

エラーの原因

R18より導入された、ダッソーシステムズ社とAMD社の共同開発した”CATIA VBO”という機能があります。

この機能は本来は図形描画をしたデータをRAMに保存する代わりに、グラフィックボード側のメモリに格納させることで、再描画の高速化を図るための機能です。

しかし、R23から急遽デフォルト設定でオンになってしまい、混乱を招くこととなってしまいました。これはNVIDIA製のグラフィックボードによる相性問題が起因しています、

暫定的対処方法

環境設定でVBOをオフにする方法があります。

CATIAは必ず終了させておいてください。

  1. 環境設定格納フォルダを開きます
    デフォルト設定でR22以降の場合は「C:¥ProgramData¥Dassaultsystems¥CATEnv」を開きます
  2. 環境設定ファイルを開きます
    R23で名前を変更していない場合は「V5R23SP5.txt」などのファイル名です。
  3. 一番下の行に下記の1行を追加します
    CAT_VBO_ALLOWED=FALSE
  4. 保存して閉じます

CATIAを起動させて同じような作業をしてみてください。

おそらく強制終了しなくなったことでしょう。

 

 

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